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  • 2012/09/27

シャンプーについてのハナシ

6回目にあたる『カミノハナシ』
今回はシャンプーについて、お話したいと思います。
日常のこととなると、できるだけ速やかに済ませてしまいがちかもしれません。
ですが、”たかが・されど” なのが、シャンプーなのです。
それでは順を追って綴りたいと思います。

先ずは、ブラッシングから。
過度に整髪料を使用していない場合は、できる限りクッションブラシや目の粗い櫛で髪を梳かしておきます。そうすることでホコリや髪の汚れ・フケ等も落ち、シャンプーの泡立ちも格段と上がります。ブラシや櫛の種類はお好みで構いませんが、無理矢理に髪を梳かす事だけは厳禁です。

次に“サッ”と済ませてしまいがちな、シャンプー前の髪のすすぎ。
ぬるま湯で地肌にしっかりとお湯を通し、指の腹にあたる部分を使い念入りに洗いすすぎます。すすぎが悪いとシャンプーの泡立ちも損なわれ、結果的にシャンプー剤を足さなくてはなりません。適量でないシャンプー剤の使用は無駄なだけでなく、すすぎ残しにも繋がり頭皮のトラブルの要因にもなります。
シャンプー中の指の通りにも関わることなので”このぐらいが適切かな?”から、もう“ひとすすぎ”を目安におこなってみて下さい。
髪の汚れの7割がシャンプー前のすすぎで落ちるともいわれています。

普段からご質問も多いシャンプー剤の用量については、界面活性剤の種類で大きく異なります。泡立ちが良いものになれば一回のポンプから出るシャンプー剤の半分以下でも十分に洗い上げる事が可能です。
できるだけシャンプー剤の原液を髪につける事を避けながら、手のひらでお湯と馴染ませ、最も泡立ちにくい後頭部から中心に塗布します。きめ細かな泡へ変わるまでしっかりと泡立ててから洗いに入ります。ここでポイントとなるのが、空気を含ませるように泡立て、頭皮へも直接シャンプー剤の原液をつけないことです。
上記にて“界面活性剤の種類”と明記しましたが、大きく分類し6種類の界面活性剤。
いずれは『カミノハナシ』でも取り上げますが、その中には非常に洗浄力の強い成分もあります。もちろん、しっかりと洗浄する際に必要となるパワーではあるのですが、泡立っていない原液そのものを直接塗布する事は懸念すべきかと思います。

洗顔においても同様で、その他の洗剤と言われる成分は細かな泡立ちこそが汚れを洗浄するという働きがあります。
シャンプーも、きめ細やかな状態が望ましいのです。

それでは、今回はここまで。
次回は『頭皮の洗い方』について、お話ししたいと思います。

それと、最後にもう一点。

次回から『カミノハナシ』は特設ページへ移動します。
不定期な更新となりがちですが、引き続きご高覧いただけましたら幸いです。