✂︎ Ep-140

夜勤明けだというゲスト。日が昇ってからの終業にて、その足でご来店くださった。カットの最中に医療現場でのお話や見解についてうかがうと、その内容からも緊張感が漂う。しばらくするとゲストの口が止まる。そのまま見ないふりをし、できるだけ音を立てずにカットを済ませた。見送りの際にエレベーターへ案内し、一礼をするとゲストから「お大事に」のお声掛け。きっと、咄嗟に出てしまった夜勤明けの名残だろうか。一瞬その言葉に戸惑ったが、ゲストも同様だったらしい。互いに目を丸くした後に口元を緩めながらの一礼。