✂︎ Ep-127

カットが始まると身体がゆっくりと横に傾く男性。余程お疲れなのか目を覚ます気配がない。ゲストの髪に触れていると言葉にならない感情を覚えることがあって、身を委ねてもらえる喜びからくるものかもしれない。最後まで起こすことが無いよう鋏を入れ、仕上げに取り掛かる。男性の肩を二度叩き、終わりの知らせをする。「あぁ、もう終わったのか。なんかさ、安藤さんに髪を切られてる夢を見ていたよ」とゲスト。『じゃあ、カット料金は2回分お願いしますね』と伝えると、大きく伸びを済ませ「さぁ、仕事、仕事!」とスイッチオン。どんなお仕事をなさっているのか、どんな生活を送られているのか。察しはつかないのだけれども、それはそれで良い事だと思う。