✂︎ Ep-124

『随分と焼けましたね』「そう言う安藤さんも。お休み中は帰省されたんですか?」月を跨ぎ、互いの日焼け具合を確かめた後は旅行先でのお話や自身の帰省について。まるで夏休み明けの校内で繰り広げられる会話のよう。紫外線をたっぷり浴びた髪を梳かし、次の季節へ向けたヘアースタイルの話へ移る。「あ、そうだ。前に話をしていたパーマはまだ早いかな?」秋口に向けたリッジの効いたヘアスタイルの事だった。「夏ももうすぐ終わちゃうし、今年も残り4ヶ月かぁ…」『早いですね。夏のやり残しはないですか?』「大丈夫。宿題や課題は最初にやりきるタイプだから。安藤さんと違って」『最後の一言、要ります?』そんなやり取りを交わし、パーマの準備へ取り掛かった。何気に外へ目をやると日の暮れが一段と早くなったようにも感じた。