✂︎ Ep-119

全く日本語の通じないご家族でのゲスト。“チョキチョキ”と指をハサミに見立てたサインのご主人。戸惑いながらもカットチェアーへと案内。母国語ではなく、ゆったりとした英語で声をかけられたが、全く理解できない。不甲斐ないなりに『カッコよく仕上げたら良いのだろ?』をタブレットで翻訳し、すかさずそれを見せて歯を溢す。こういう時はハッタリしかない。そんな気分だった。親指を立て「任せるよ」みたいな事を言われた気がした。今までにないぐらいの発汗と聞きなれない言語が飛び交う中、ハサミを進める。これが『ジャパニーズカッコ良いスタイルだ』と言わんばかりに鏡を見せると。一段と親指を立てgood!のサイン。見送りの際に交わした握手は、自らの手をすっぽりと包み込むほど大きな手だった。