✂︎ Ep-109

「医療界に“仏神鬼手”という言葉があってね。鬼手仏神とも言うね。ほら、手術の時ってさ、まるで鬼の如く患者の身体にメスを入れるでしょ。でも、それは患者を助けたい一心なわけで、慈悲深い気持ちの表れであるという話。いやぁ、身に染みるよね。この前もさ、鬼の手というより、まさしく赤鬼のような形相で部下を叱ってしまったわけ。で、僕は仏の心を持ち合わせてないから、“仏役”に代わりのフォローをお願いしてるんだよ。上手いからな、人を労うのも。きっと、役割ってあるんだよな。ところでさ、鬼のパンツは何年持つんだっけ?」鬼のパンツが5年だったか10年だったか、それはどちらでも良いですかねって話と。『泣いた赤鬼』という話に登場する鬼は“赤鬼も青鬼も良い鬼”でしたよねという話と。仏神鬼手の話。