himatusbu📖602

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店の屋号から始まり、営業時間や定休日・価格設定やメニューに至るまで。一度決定してしまえば簡単に変更ができない項目と、時代背景や薬剤の進化に伴い、変更を必要とするものがある。新製品を取扱う際は吟味を繰り返す。“これだ”と思える製品と出会えるまで情報を貪る。実際に製品を手に取り、操作性や効果を確かめた後、ニーズに沿った新メニューや新製品を打ち出す。どの業界でも当たり前のように行われている事柄。正規販売店として相応しいか否か、審査や面談が行われるケースがある。まるで学生時分に進路指導室へ呼ばれるような心境と似ていた。製品を研究し製作する人間がいれば、その製品の良さを伝え歩く人間がいる。そして、その製品と自らのノウハウを生かし、技術の提供を行う者がいる。一つ一つの製品に様々な思いが込められている事に改めて気付く。世に出回る製品に対し、真贋の効く目を持ちたいと思い“成分表の解読”に明け暮れることとなったのも、自らが店を立ち上げ無責任な事はしたくないという感情が芽生えたからだった。