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先日一杯引っ掛けにお邪魔した『月とらくだ』のオーナーから財布の修理を承っていて、今日はその財布のメンテナンスday。

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本業の傍ら、2〜3年前から革細工と銀細工を細々と楽しんでいる。たまに「こんなん作って!」の依頼を受けたり、自分用の小物を作る。『月らく』オーナーの財布はプレゼントした物で、小銭入れとして2年ほど使ってもらっているだろうか。ファスナー部分がボロボロになってしまっても引き続き使ってくれていたみたいで、『壊れてしまった時に声を掛けてくれたら良かったのに』の返答が『ファスナー壊れてからも小銭落ちないし、大丈夫でしたよ』だったから、つい笑ってしまった。

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さっそく修理開始。まずは以前のファスナーを取り除く。革製品の良いところって何度も縫い直しが効くとこだったり、革の経年変化を楽しんだり、持ち主の身体に沿って皮が馴染むところ。丁寧に縫い糸をほどいていく。20160325173957_p

ボロボロファスナー救出成功。2年間、お疲れさま。

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で、次に財布を裏返して新しいファスナーを両面テープで仮止め。

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次に用意するのはミツロウで表面を馴染ませた縫い糸。
この工程を行うことで縫い糸に強度が増したり、皮へ縫い通した時に馴染みやすくなる。とても大切な工程。

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前回のファスナーは縫い糸が細かったのかもと考え、今回は麻糸の番手をやや太くしてみた。仕上げのイメージに合わせて動物の腱から作られるシニュー糸を選ぶこともある。革細工の縫い方は皮同士を上下から圧着させるため、一本の縫い糸に対し、それぞれの先端へ針を通し、二本の針で交互に縫い合わせていく。

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前回の縫い穴に対して針を通す。ここで誤算だったのが糸の番手を太くした為に針穴へ通しに難くなってしまった。思っていた以上の力仕事に…。少し気分を変えようと思って携帯アプリでラジオを流す。定休日に工作したり、物事に集中したい時は決まってラジオ。中学生時分に深夜ラジオを聴き始めてからのファン。で、今日出会ったのが tofubeats / 水星 feat.オノマトペ大臣。90’sエレクトロを彷彿とさせる懐かしいメロウナンバー。サビのフレーズ『水星にでも旅にで〜よ〜か〜』のボイスエフェクトが心地よい。“コーネリアス”や“テイ・トウワ”、最近なら“ぼくのりりっくのぼうよみ”あたりにピンとくる方はご視聴を。

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『水星にでも〜♪』って鼻歌交じりに縫い進めていくと針にテンションがかからなくなって、よくよく見ると針穴が折れてしまっている。なんという皮肉な結末。作ったり直したりする為の道具が先に壊れてしまうとか…。『縫い針が折れたらビールを嗜め』という本日発案のローカルルールに則り、バイクのエンジンをかける事に。

この続きは後日。それでは。

ー追記ー

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ジャン!!出来上がり。の後に全く写真を撮っていなかった事に気がつく。バイクの小旅行カテゴリー“🚲💨MOTRIPPER”の時にも在りがち。

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いざ、持ち主の元へと返っていく財布。作る側として、とても嬉しい瞬間なのでした。

「🔨」への4件のフィードバック

  1. 匿名

    縫い糸が……ビールを嗜め。では無く…ビールに逃げろ。なのでは?(笑)

    1. 安藤 投稿作成者

      確かにそうかも(笑
      本文を書換えてしまうとせっかくのコメントと辻褄が合わなくなりそうなので、あえてこのままにさせてもらいます。代わりに安藤ローカルルールの原本を書換えておきますね。

    1. 安藤 投稿作成者

      写真の物は購入品です。過去にチャレンジしましたが、まだまだ披露できるほどの代物でなく目下練習中です。

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